【学校創立50周年にあたって】

<1972(昭和47)年1月1日創立>

 

・ダルエスサラーム日本語補習校は在タンザニア日本国大使館立の学校として、その敷地内で創設されました。設立時の児童生徒数は10人で、保護者が交代で子どもたちの学習指導を行っていたそうです。

 

・それから年を重ねること、ちょうど50年。本校は大きな節目を迎えます。海外の地において、また発展途上国であるこのタンザニアの地で、日本語での教育を行う学校を創設し、そして構成メンバーが毎年のように替わっていく中、維持し、発展させていくことの困難さは想像を超えるものがあったと思います。その維持・継続には、保護者の皆様、大使館、JICA事務所、日系各企業の皆様、当地在住の皆様、また、文部省/文部科学省、外務省などの多大なご支援をいただきながら、次第に現在の形に育てていただきました。

 

・子どもたちの学習指導に当たった教員も、「学校要覧」に記録がある専任教員だけでも、延べ36人を数えます。校長は民間企業やJICAの方にお願いしていた時期に23人、文部科学省から校長が派遣されるようになった2010(平成22)年度以降、現在で4人目となります。また運営委員長の重責を担っていただいた方も延べ45人になります。学校創立から現在に至るまで本校を育てていただいたすべての皆様に、敬意を表わすとともに、心から感謝申し上げます。

 

<学校文集「ばおばぶ」を「創立50周年記念号」として発行します>

 

・設立50周年にあたる大きな節目ですが、残念ながらコロナ禍がまだ収まらない状況の中で、式典等は開かない予定です。周年事業として、年度末に毎年発行しています学校文集「ばおばぶ」を、「創立50周年記念号」として年度末に発行いたします。例年の子どもたちの作品とともに、この50年のあゆみをふり返りたいと思っています。